不良をつくるムダ
JIT7つのムダの1つ。不良自体のムダと本来不必要な修正等のムダをいう。不良をつくるムダは、正常な物の流れを乱して、良品の生産性にも大きな影響を及ぼす。人や機械によるミスは不良を発生させ、不良の発生はクレームとなる。
クレームを減らすために検査員を増やすが、これでは不良対策の要因には結び付かない。よい悪いの「分別検査」から、工程で品質をつくり込む、源流検査へと移行することが必要である。
不良つくるムダ(Waste of making defective products)
不良をつくることはムダであり、このムダを排除することによって、品質が向上し、コストを下げることができる。
仕事は人によって行われる。品質管理を行うのは人である。
不良品を出すことはムダである。
検査を強化することによっても、品質は確保できるが、コストがかかる。
トヨタ生産方式では人を育てることによって、源流で、不良品を出さない生産を行う。源流管理だから、品質とコスト低減を両立できる。
生産プロセスに品質の向上、つまり”品質はラインで作り込む”、言い換えれば、徹底したムダの排除を行っている。
関連記事:トヨタ生産方式
コメント