自主保全
JIT生産を“流れの分断”なく進めるには、より徹底した生産保全活動が要求される。生産は作業者、点検・保全は保全係といった個別的な考え方では、いくら保全管理を充実しても、いっこうに改革されない。
機械設備の稼働ぶりを一番把握しているのは作業者である。1人ひとりの作業者が、生産の一環として保全のSTK(清掃・点検・給油)を習慣化する。これを自主保全という。
自主保全とは? | 機械保全
作業者が自分の操作する設備の日常点検、給油・部 品交換・修理・ 異常の早期発見・精度チェックなどを 行うこと。
• 自分の設備は自分で守る!
• 設備に強いオペレーターになる!
作業者が設備の基本を理解し、品質、設備に関して “これはおかしいぞ”と異常を感じ取る能力を身に着け ること。
製造部門の保全活動 | 清掃・給油・増締め
1. 劣化を防ぐ活動
①正しい操作
②清掃・給油・増締め
③調整(主として運転、段取り上の調整)
④異常の予知・早期発見
⑤保全データーの記録
2.劣化を測る活動(主として五感による)
①日常点検
②定期点検の一部
3.劣化を回復する活動
①小整備(簡単な部品交換、異常時の応急対応)
②故障、その他不具合状況の迅速な連絡
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