生産方式
製造企業の生産形態は、企業規模や業種により実に様々な形をとる。たとえば、大型モーターや船舶のように顧客仕様に基づいて一品一様で生産するものもあれば、家電製品のように、ある限定された品種を多量に生産するものもある。
しかし、近年顧客ニーズの多様化、短納期化などの要求が強まるにつれ、販売の変化に対し、柔軟にかつ迅速に対応できる生産形態が望まれている。これは企業規模や業種よりもむしろ、各製造企業の生産のやり方、つまり生産方式に対する考え方(コンセプト)により生産形態が決まることが多くなってきている。
生産方式は、その観点の違いにより、いろいろな呼び方がある。その主なものを次に示す。
生産方式の種類
・ライン生産方式
・セル生産方式
・ロット生産方式
・個別生産方式
ライン生産方式
同一の製品を大量に精製するための手法の1つで、自動車を中心に飛行機や船、その他多くの製造業で採用されている方式です。
製品の加工・組立などの工程を、業務員をラインに並べ、流れてくる部品や機械の取り付け加工を継続的に続けていく業務のことを指します。
薬品会社などでも主流となっており、流れ作業などと同義になります。
◆セル方式
量産方式であるライン方式とは逆の方法でラインレス方式とも呼ばれる。
一人から数ん単位の業務員が部品の加工・取り付け・組立を行い、また最終チェックまで、一人の人間が多工程を一元的に管理する生産方式のことを指す。
◆ロット生産方式
ロット生産方式とは同じ作業工程の中において、まとめて生産することをいいます。
セル方式と似たような前提となっており、ロット(一定期間、決まった生産する量)ごとに製品を精製していく場合に有効である。
◆個別生産方式
名前の通り、クライアントの要求・注文・発注に対応する形で、都度都度設計からl開発、生産を行う生産方式のことを指します。
お客様の要望を受けた段階ですべては動き始めるため、多くの場合スケジュールがタイトになりやすく、また仕様変更やテストなどの負荷が大きいことが多いです。
コメント