問題解決基本手順
① 問題認識 何が問題か、どの位問題か?
② 目標設定 どこまで改善するか?
③ 原因分析 何故、問題が生じているか?
④ 対策立案 どうすれば原因が解消されるか ?
⑤ 対策評価 問題がどれだけ解決されたか?
問題認識(現状把握)
①問題の定量化
DATA測定
②層別化
問題点を絞りこむ
③優先順位
重要性、緊急性、拡大性を考慮して課題を選択コミュニケーシ ョン(痛みの共有)
④問題点の共有化
背景認識の目的:
①目標値および設定条件の理由
②真の目的、狙い。 問題とは「理想と
③整理、分析する方向付け(角度)が明確。
③整理、分析する上での制約が明確。
④問題解決の為の二律背反条件が明確化。
レベル(視点)を変えて問題認識: 業界
①立場(視点)を変えて問題点を認識: 会社
②立場(視点)を変えて制約を認識
③立場(視点)を変えてトレードオフを認識 自署部
④互いの立場に立って問題点を認識 自分 利益率
問題を立体化し認識:
売上高 キャッシュフォロー
目標設定
目標の構成要素 評価指標 値 現状値 目標値 達成期限
何で測るか?
現状はどんな状態 ?
どんなレベルに?
いつまで ?
*ビジョン、目的、目標を経営者、リーダーがこうしたいと言う要求を明確に伝達し、要求する。
バランス・スコアカード
財務の視点
成功到達した際の財務成果
*ビジョン&戦略MAPをバランス・スコアーカードにて作 成し、KPI(重要業績指標:KeyPerformanceIndicator)
内部ビジネスプ ロセスの視点
顧客を満足させる為にはどのようなビジネスプロセスで卓越しな ければならないか。
顧客の視点
財務成果は顧客から得らる。 顧客にどのような価値を提供 すれば成果があがるか。
人材教育の視点
ビジネスプロセス上の優位性を 獲得する為には人、組織を いかに教育、改革しなければならないか。
原因分析
原因分析方法:
1.特性要因図
2.原因を箇条書きで記述する方法
3.何故、何故を繰り返し体系的の整理する方法
原因分析方法:
思いつきで実施した対策では有効である対策を打つことができず。但し、現場で発生してる 問題の90%前後は以前、発生した問題と類似しており、高度な経験を持つ熟練多能工に場合は分析を省略して即、対策を採用して効果を確認したほうが合理的 である。
現実の現場は秒単位で品質状況が変化しており、原因分析に数日をかけている間に新たな 原因の問題の影響で分析結果が的を外れてしまう場合がある。
現場にて現物を確認 過去のトラブル事例
原因要素の抽出
原因要素の体系化
原因要素
・ブレーンストーミング法
・カード使用による視覚的整理
原因分析の5つの視点
分類法
現象分類
見た目の相違から分ける
対極発想法
理想の状態を実現するための条件 を洗い出し現状状態と比較する。
プロセス点検
不具合発生に関連するプロ セスをチェックし要因を 探す。
時系列点検
既存視点点検
時間の経過によって要 因を探す。
人、設備、物などの要因を探す
原因・影響度の把握
測定法
長所:長期に測定した際は精度が高い。
短所:測定に手間、時間が必要、短期測定の場合は精度が低い。
推定法
長所:経験者をヒヤリングすることにより 精度の高いウエイトを把握できる 。
短所:ヒヤリング対象者を間違えると誤ったウ エイトを把握することになる。
対策の具体化
効 果 費 用 期 間
対策計画表
評価方法 検討・決定 評価実施
対策毎の実施計画を作成する。
②関係部署への説明を十分に実施する。
評価
・条件統一(部品・設備・作業)
・期間設定
・測定指標・明確化
実験 測定 分析
実験事前説明会および連絡書の作成 。
・測定方法の明1確化、文章化 ・実験ロットの区分 ・測定方法の確認
・グラフ化 ・有意差の検定
最終評価
・効果評価 ・・・導入コストとのバランス計算
・導入スケジュール評価検討会。
・最終評価
標準化
1.対策評価が達成の場合対策の評価で実行と結果が達成された場合、継続的な維持をするために 標準化を実施します。
標準化
設計の標準化 部品の標準化 作業の標準化 設計過去トラ集 部品マニュアル 作業手順書
水平展開
1.対策評価が達成の場合:効果を得ることができた対策は、情報を共 有化し他の原因、工程への水平展開を行います。
水平展開 他工程 他製品 他工場 情報共有化
問題解決終了後の整理、分析
問題認識
目標は達成? 目標設定 原因分析
対策立案 ・実施 対策評価 標準化 達成
残された課題を実施
未対応原因に着手
1.対策評価が未達成の場合→継続して対策実施
2.対策評価が達成の場合
・対策立案で選定しなかった対策案の実施。
・原因分析で解決対象としなかった原因への対策立案、実施。
・問題認識で解決の対象としなかった問題の解決。
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参考文献:問題を整理し分析する技術 (株) 日本能率協会コンサルティング